上級

不審な日記

投稿日:

1904年8月のことだ。

私は自宅で不審な日記を見つけた。

我が家は、6年前結婚してすぐに妻と選んで購入した中古住宅だ。

妻と二人の娘は一昨年の船旅中の事故により他界。

二人の愛娘は後日別々の場所に打ち上げられたが、結局は還ってこなかった。

先日、改築のため大工を呼ぶと、妻の部屋の天井裏から日記が出てきたと手渡された。

その日記は間違いなく妻の字で書かれていた。

日記の内容はこうだ。

7/15:今日から私と貴方の生活が始まりますね

(私と妻の結婚記念日だ)

9/21:貴方のために今の私が作られました。

12/9:それでも私は貴方を放さない。

2/23:もうすぐです。

2/29:理解して頂けましたか?

私は恐怖のあまり、遠い街へと引っ越した。

-上級

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

関連記事

no image

不思議な自動販売機

ここに1台の自動販売機がある。 誰も通らないような、 民家の路地に設置された不思議な自動販売機である。 値段も不思議で、商品の全てが85円だった。 この自動販売機を使用したのは今までで4人だけだ。 最 …

アトリエ

10年程前の話。 美術の教師をしていた姉がアトリエ用に2DKのボロアパートを借りた。 その部屋で暮らしているわけではなく、絵を描くためだけに借りたアパート。 せっかく借りてるのに住まないなんてもったい …

同棲していた男

昔物凄く年上の男と同棲して3ヵ月後。 その男が逮捕され私も警察に呼ばれ事情を聞かれた。 警察では好きなものを取っていいよとそばやのメニューを見せられ 天ぷらうどんをご馳走してもらった。 冷たいものを飲 …

成仏しちゃった?

友達と二人で話してたら、 久しぶりに心霊写真を撮ってみたいと誰かが言い出したので、 近くの山道に惨殺事件があってからも 未だに取り壊されず残されてた民家があるので夜中に行ってみた。 玄関から居間、風呂 …

おうちに帰りましょう

最近ボクは毎日たけるくんと公園で遊んでいます。 砂場で山をつくったり、トンネルをほったりしていると、 あっというまに時間がたちます。 夢中であそんでいると、学校のチャイムの音がきこえてきました。 「あ …

PREV
覗き
NEXT
足が痛い