近所に住んでる双子の姉妹

Kは、近所に住んでいる双子の姉妹をストーキングしていた。

姉妹の方も、Kにいつも付回されているってことは気付いていながら、

あまり迷惑そうな顔もしないし、

警察に訴えたりもしていなかったらしい。

この姉妹は見た目がそっくりで、いつも同じ服を着ている。

そんな彼女の顔を見分ける唯一方法がほくろの位置らしい。

姉の方は右目の下、妹の方は左目の下に泣きぼくろがあって、

それで唯一二人を見分けられるんだとか。

その日もKは、昼間から午後にかけて、

いつものように彼女の家の窓から中を覗いていた。

姉妹は、家の中でソファに寄り添って眠っているようだった。

Kは、その安らかな寝顔をずっと見つめていたが、

夕暮れ過ぎになったので飽きて自宅に帰ったんだとか。

それから先は大変だったよ。

姉妹の父親が自殺する騒ぎが起きて、

てんやわんやの騒ぎだった。

自殺に不審な点があるっていうことで遺産相続者の姉妹も取調べを受けたんだけど、

その日、姉妹はずっと自宅のソファで二人で寝ていたというKの証言で疑いは無事晴れたらしい。

そうそう、ドッペルゲンガー騒ぎはこの後だよ。

彼女の後を付け回すだけじゃ物足りなくなったKは、

ある日姉妹の家に不法侵入したらしい。

そして、ソファの方を見て驚いた。

目の前に、もう一人の自分がいた。

つまり、ドッペルゲンガーを見たんだよ。

でも、何てことはなかった。

近づいてよく見てみると、ソファの中心に縦に鏡が嵌めこまれていて、

Kは鏡に映った自分自身を見ただけだったみたいだ。

全く、人騒がせな奴だよ。
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