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バスを降りなければ・・・

ある家族が妻の実家に遊びに行くために田舎までのバスに乗っていた。山のふもとあたりまできたときに、子供が「おなかへった」とだだをこね始めたので、しょうがなく途中のバス停で降りて近くの定食屋で食事をすることにした。食事が終わり定食屋に設置されて...
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怪しい男

私は仕事ですごく疲れ自分のマンションに帰ってきた。高い階に住んでいるのでエレベーターに乗ろうとしたらすでに男が乗っていた。男は帽子を深く被り顔を見せないようにして立っている。「気持ち悪いなぁ」と思ったが仕方がないので軽く挨拶をして乗った。男...
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音のない世界

さっき、2万4千円のヘッドホンが突然壊れた。音楽を大音量で聴き過ぎたせいか、いきなりプチッと音が出なくなった。俺はムカついて思わずわざとテレビを床に落とした。ズドンとテレビが床に落ちた振動を感じて俺はふと我に返った。何やってんだ俺は。このテ...
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嘘発見機

ある時、父さんが家にロボットを連れてきた。そのロボットは特別で、ウソをついた人の顔をひっぱたくって言う物騒な代物らしい。そんなある日…。僕は学校から帰宅するのがかなり遅くなってしまった。すると父がこう尋ねてきた。「どうしてこんなに遅くなった...
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暗証番号

学生時代に住んでいたアパートの鍵はテンキーだったんだが、夜中の3時頃に部屋で漫画を読んでいたら突然ドアノブをがちゃがちゃする音が聞こえた。ビビったけど鍵かけてるし大丈夫だと思っていたらピッピッと暗証番号を押す音が聞こえ血の気が引いた。その当...
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不思議な能力

ニューヨークの地下鉄を私はよく利用する。毎朝通勤の度に地下鉄構内で何やらぶつぶつ言ってる一人のホームレスの男がいた。男の近くの壁に寄り掛かり内容を盗み聞きした。目の前をおばさんが通る。すると男は「豚」と呟いた。私は思った。なんだただの悪口か...
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とある少女の願い

とある病室に一人の少女がいたその少女は、生まれつき病気をもっており、不治の病というこの不治の病のせいで少女は、ずっと病室で過ごしてきたのだそんな少女に一人のお星さまが現れたのだそして、お星さまはこう言った「あなたの願いを叶えてさしあげましょ...
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ドラクエ1

もう昔の話だが、ガキの頃はいつも親友のAとお喋りしながら学校から帰っていた。俺「なぁ来週テストだろ?明日一緒に勉強しようぜ」A「わりぃ、明日はドラクエ1の発売日だから学校サボって買いに行くわw」俺「お前毎日徹夜でゲームばっかやってて授業中も...
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かなしんでくれるかい?

一人の女の子がいた。性格は明るく、小学校ではたくさんの友達に囲まれていた。また、女の子は大のおじいちゃん子で、おじいちゃんも女の子の事を本当に可愛がった。しかし、おじいちゃんは今は入院しており、余命は長くなかった。医師がもう残りわずかの命で...
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潔癖症のお姉ちゃん

姉は筋金入りの潔癖症だ。いつも部屋をピカピカにしてないと気がすまない。私はというと、どちらかというとズボラな方で、ゴミが散らかっててもあまり気にはならない性格だ。だから同じ部屋を使ってる私たちは、なんとなくぎこちない感じだった。ある日、業を...