お母さん、みっけ

AVレンタルしようとAVコーナーに入って物色してたら、小さな4歳ぐらいの男の子が一人で入ってきた。

どうやらお母さんを探してるらしく、何度も「お母さ〜ん、どこ〜?」と言っていた。

『いやいや、お母さんはここのコーナーにはいないだろw』と思っていた俺は、子供に気にせず物色再開。

何分かしてもまだその子の気配はあったので、いい加減に教育にも良くないだろと思い、退出させようとその子の方を見たら、

なんと!人妻コーナーのあるDVDを手にとって見ていた。

『おいおい、裏パッケージ思いっきり見てるし・・・大丈夫かよあの子。』

あまりにも堂々としていたので、躊躇してしまった俺。

そして、裏パッケージを見ていたその子が、聞こえるか聞こえないかぐらいの声でボソッと一言つぶやいた。

「お母さん、みっけ。」
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アラビアへ出張

田代さんは海外出張の多い仕事だった。

どんな危険な地域でも仕事なら飛ばなくてはならなかった。

この時もアラビアへ出張していた。

貧富の差が激しいこれらの地区は

外国人にとっては大変に危険な地帯で警戒心が必要となる。

田代さんには現地に1人だけ多少日本語が出来て

信頼のおける友人Aがいた。

今回の出張もAのおかげで無事に終わった。

明日は日本に帰国する。

今日は最後の夜だった。

田代さんはAに報酬額を渡しながら言った。

「本当に毎回Aのおかげで助かっている感謝しているよ」

A「そんな事ないよ、田代さんが毎回お金くれてる私と家族が助かるね!今夜は最後の夜ね。一緒に飲みに行こう!」

こうして飲みに行った。

そこはダウンタウンで喧嘩している人がいたり、

誘って来る売春婦がいたり、

Aが一緒じゃなかったらと

ても日本人が行ける所では無い程の危険地域だった。

Aに促されるまま飲み屋に入る。

薄暗く土蔵の様な店内。

壁に直接書かれたアラビア文字が躍る。

メニューらしい。

Aと徒然なるままに話しをしていると

見知らぬゴージャスな出で立ちの男がAに話し掛けて来た。

姿からしてアラブの金持ちらしい。

そして田代さんに馴れ馴れしく終始笑顔で話し掛けて来る。

はっきりは、聞き取れないが…どうも…

「もっと面白い所に連れて行く一緒に行け」

と誘っている様だった。

Aは笑顔だったが遠回しに男の誘いを断ろうとしていた。

Aは男に見えない様に小さなメモを田代さんに渡した。

田代さんはトイレに行くふりをして席を外しメモを見た。

日本語の平仮名で

【たしろこんにちは】

と書いてあった。

Aのヤツ、今更、俺に挨拶かよ?なんだこりゃ?

意味がわからないまま席に戻ろうとした時に

壁に書かれたメニューが目に入った。

ハッとした。思い出した。

田代さんはAに急用があるから帰ろう!

と告げて男に別れを告げながらAと一緒にホテルに逃げた。

Aは笑いながら

「危なかったよ!あの男の誘いにのったら田代さん今頃死んだね!私も大事な仕事のパートナー失うところよ!これもいつかアラブの夜のいい思い出話しね!」

と言った。

俺のケータイ知らない?!

私は、携帯が鳴ると心がつまる。

それは以前の話、夜中にケータイの鳴る音が聞こえた

こんな時間に電話か?と思い、携帯を覗いた。

どうやら先輩の携帯からのようだ

電話にでると、先輩は慌てた声で「俺のケータイ知らない?!」と聞いてきた。

ハァ、バカかと・・・眠かった私は、「はいはい、先輩が持ってますよ・・・」

といって、電源を切ってまた寝た。

朝、目が覚めてから昨夜の先輩の電話、事の重大さに気づいた俺は、

急いで起き上がり、リダイヤルしたのだが間に合わなかった・・・

・・・ごめんなさい、10年も経った未だにショックから立ち直れません。
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みんな寝たまま

ある村で少女が言った。

「大変、みんな寝たままなの。」

確かに周囲の民家を調べてみると、村人全員まだ昼間だというのに寝ていた。

老若男女村人全員が寝ているのだ。不思議に思った私は少女に尋ねた。

「何でお嬢ちゃんは起きているの?」

少女は答えた

「だって私の髪は長いもの」

私はしばらく考えた、なるほど、そういうことだったのか。
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でどでんこめんさん

オランダといえば、うちの田舎にこんな伝承がある。

でどでんこめんさん。

昔、江戸時代にうちの田舎に

「でどでんこめんさん」って言う鬼?が現れたらしい。

大きくて肌が赤くて異様な服を着てたらしい。

で、「でどでんこめん、でどでんこめん」

って繰り返すもんだからそう呼ばれたらしい。

でどでんこめんさんは鬼なのに怖がりで、

いつも震えていたから庄屋さんが蔵にかくまってあげたらしいけど、

結局、海から仲間が来て怖がるでどでんこめんさんをつれて帰ったらしい。

って言う話なんだが、

これって鎖国時代に出島から逃げ出したオランダ人の話かな?
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にーちゃん

私は未だにどこか呆然としていた。太郎が、あんなに大事に育ててきた太郎が、突然

死んでしまい心に穴が空いたかのようだった。

にーちゃんにーちゃんと慕っていた次郎も

まだ兄の死を受け入れられておらず、にーちゃんはまだ生きてるよ、

すぐ前みたいに一緒に遊べるよ、などと言っている。

ああ、ついに火葬だわ…。太郎を入れた棺が、火の中へ入っていく。次郎もついに

泣きだした。にーちゃんが泣いてる、

太郎にーちゃんが泣いてるよ。そう言ってびいびい泣いた。それを見て私も

もう耐えきれなくなってしまい、ひとしきり泣いたはずなのにどこからか涙が溢れだした。

一粒、また一粒と。でも太郎は安らかに逝ったと信じたい。だから私は次郎に、

しっかりと諭した。おにいちゃんは泣いてないよ今も天国で笑ってるよ、と。しかし次郎は言った。ちがう

よママ、にーちゃん泣いてる、今も苦しそうに泣いてるよ…。
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かぶとむし

会社から帰宅してきてポストを開けると、紙切れが一枚入っていた。

そこには殴り書きの汚い字で何か書かれていた

文字はかすれていたが、何とか判読する事が出来た。

「か ぶ と む し」

…??

意味がさっぱりわからないが、

近所の子供の悪戯だろうと対して気にも止めなかった。

風呂から上がり、缶ビールを開けて至福の一時…!

…のはずが、…ぬるい!

どうやら、とうとうボロ冷蔵庫め!ブッ壊れやがったか。

常温のビールなど飲めたもんじゃない!

…私はブツブツ独り言を吐きながらも、

仕様がないので今からコンビニに行くかどうか迷った。

…が、風呂あがりで出かけるのも面倒臭い。

時計を見ると午後10時。

…妻は、残業で帰りが遅くなる旨のメールが先程あったばかりだが、

  もしかするとそろそろ帰ってくるかもしれない!

…そんな淡い期待を込めて、妻のケータイにかけてみた。

聞き慣れた着メロが、キッチンの方から聞こえた。
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ごめんな

ドンッドン!

友「本当に、本当にごめんな・・・。」

俺「おいやめろって!」

友「妹が・・妹が病気で・・金がいるんだ!」

俺「大丈夫か?気をしっかり持てよ・・・。」

友「・・・ありがとう・・・」

俺「に・・いや、10万でよかったら貸してやるよ」

友「本当にありがとう・・あと、その・・なんていうか・・」

俺「ほら、晩飯の残りで良かったら食ってけよ」

友「ありがとう・・」

俺「・・なに言ってんだよ。それに、俺たち親友だろ?」

友「実は自殺しようと思ってて・・お前がいなかったらもう・・」

俺「そんなに気にすんなよ」

友「こんな夜中にごめんな」

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とあるひき逃げ

去年、友人の妹が車にはねられて死んだ。ひき逃げだった。

犯人はまだ捕まっていない。

その悲しみせいか、去年の誕生日に友人は祝ってくれなかった。

今日の誕生日、友人は久し振りの笑顔を見せた。

そして、誕生日プレゼントがあると言われた。

「直接渡すのは恥ずかしい。紙に書いておくから、俺が帰ってから探してくれ。」

と言われた。

友人が帰ったら、俺はプレゼントを探しはじめた。

すると、友人が置いて行ったのか紙に、調味料の棚の、お酢の上の段の布の中にある。

と書かれていた。

自分はすぐにそこに行って確かめた。

あの友人が何をくれるのか楽しみだった。

布と一緒においてあった紙には、腐る前に食べてくれ。

と書かれていた。

布の中には俺の大好きなぼた餅がくるまれていた。

まだ食べていないがとても美味しそうだ。

友人には何を返そうかな。
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一人暮らし

反対していた両親を押し切って、今日から一人暮らし。

一人で起き、朝食を食べ、ゴミを出して支度を整えた。

憧れの一人暮らしを実現できたことで私は満ち足りていた。

家に鍵をかけ、毎朝花に水をやっている近所のお婆さんに挨拶をして、

私は学校に向かった。