車の中で目覚めた

朝、車の中で目覚めた。

昨夜は重労働だったもんだから

ついつい車を路上に停めて寝こんでしまったのだった。

あくびしながら後部座席から身を起こすと、

両耳から聞こえてくるどよめきとざわめき。

眠い目をこすりつつ窓外を見るとそこには、

車を取り囲み俺を物珍しげに観察する人だかり。 

なんだなんだ?車の中で寝ちゃいけないのか? 

俺の寝るさまがそんなに珍しいのか? 

怒鳴りつけてやろうと体勢を整えようとすると何やら、

ビニールずれの音。 

衣ずれ、ならぬ、ビニールずれの音。 

見ると俺の体は青いビニールシートにすっぽり包み込まれている。 

思い出した。 

昨夜重労働で汗をかいたまま寝ようとしたところ 寝冷えそうだったので防寒しようとした。 

しかしあいにくカーエアコンの調子は悪く、手近に毛布もなかった。 

そこで重労働に用いた青いビニールシートに身を包んで眠りについたのだった。 

見た目とは裏腹に意外なぐらい保温性があるものだから寝入ってしまった。 

それこそ死んだように寝入ってしまった。 

そんな、『ビニールシートに包まれて死んだように身動きしない俺』を見て

『死体』と勘違いしたあわて者が騒ぎだして人を呼び、人が人呼び、 結果、この人だかりができたのだろう。 

身動きした俺を見てどうやら勘違いだったと悟ったらしく、 

ほっと胸をなでおろして苦笑しつつ三々五々散ってゆく人だかり。

あぶなかった。 

もう少し目覚めるのが遅ければ きっと警察沙汰のてんやわんやの大騒ぎになっていただろう。  

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ある個人サイトでの書き込み

ある個人サイトでの書き込み

man:やっほ~~^^

KAZ(管理人):おお、マン、今日も来てくれたかwありw

もちみ☆:manさん、ばんわです~~w

KAZ:みんな、聞いてくれw今日でサイト開いて祝10日目ww

man:わw少なw
まだこの提示版の住人は、俺ともちみちゃんの二人だけだから
もっと住人増やしてこのサイトを盛り上げていかないとなw

もちみ☆:そうですね~^^
MOONファンサイトとしてこのサイトはよく出来てますし
きっとたくさんの人が訪れてくれると思いますw

KAZ:ありがとう^^

man:ところで、聞いた話なんだけど
MOONの幻の曲ってのがあるみたいで
”shine”って曲があるんだってさ。

もちみ☆:あ、私も知ってる~~。
なんかのアクシデントで発売中止みたいな~

KAZ:?、あれ俺は聞いたことないな~、
自他共に認めるMOONマニアなのにw

man:なんでもイッちゃう位のハードロックナンバーらしいぜ!

数日後の書き込み(この時、管理人不在)

もちみ☆:やっと、shine手に入れたですぅ~^^いい曲w

man:おお、マジで!?俺にも手に入る場所教えてくれよ!w

もちみ☆:いいですよ~^^場所は・・・

翌日

KAZ:えっ、二人ともMOONの幻の名曲手に入れたんだって?

man:ああ、めっちゃいい曲だぜw意識が飛ぶような感じw

もちみ☆:^^そうですね~。天に昇ったような高揚感がある曲ですね~w

man:KAZもこの曲あった所、教えてやるから早く聞きなよw

(この後、書き込みなし)

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雪山で遭難

雪山で遭難したあるグループの話

A「だから俺は反対したんだ!」

B「今更そんなコト言ってもしかたないだろう!」

D「うるせーぞ!」

E「落ち着け、喧嘩しても腹が減るだけだ」

F「また食料も尽きかけてるんだ・・・焦るのも分かるが」

G「ガクガクブルブル・・・」  

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仲が良いと評判の家族

とあるマンションの一室に、仲が良いと評判の家族が住んでいた。

しかしある日、夫婦は些細なことで喧嘩を始めた。 

恐くなった娘は、思わず外へ飛び出した。 

娘がいなくなったことに気づいた夫婦は、深く後悔した。 

しばらくの間、夫婦は呆然と窓の外を見つめていたが、

意を決して、娘の後を追った。 

その家族は、仲が良いと評判であった。  

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誰かの寝息

その子にはお姉さんがいて、二人とも少し霊感があるらしい。

夜は同じ部屋で寝てたそうだ。 

ある日、彼女は寝苦しくて、なかなか寝付けなかった。

そして、しばらくして変なことに気付いた。

二人が寝てる足元(布団で寝てた)から、 別の誰かの寝息が聞こえる。

恐くなった彼女はお姉さんを起そうと声をかけた。

「ねぇ、お姉ちゃん・・・」 

するとお姉さんも寝ていなかったらしくて 

「しっ!言わないで。私にも聞こえてる・・・」  

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5000円札を盗まれた

学生の頃、5000円札を盗まれたことがあった。

体育の時間の後のことだった。

「先生!お金を盗られました!」

その一言で授業は中断。

かくして犯人探しが始まった。

物々しい雰囲気の中、全員財布の中を出した。

5000円札が入っていたのは3人。

緊迫した空気になった。

そしてとどめの一言。

「お札の右下に小さく名前を書いておいた」

犯人は見つかった。

そいつは俺を泣きそうな目で見てた。

俺は目を背けたよ。

そいつは停学処分に処されたらしいのだが、ことがことだからな。

学校にいずらくなったらしく、自主退学ということでやめてしまった。

まぁ、めでたしめでたしっていうわけだ。

それにしても驚いたよ。

まさか札に名前が書いてあったなんてな・・・・・・・全然気付かなかったよ。

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遺影

2年くらい前の実話です。

ある日親戚の集りで父の実家に行った

従兄弟2人が何も言わずにズラッと並んでる遺影を眺めていた

2人とも少し暗い遺影眺めて口々に

『ねぇ、この写真違う人が入ってるよ』

と言いました

従兄弟たちが霊感が強いとは聞いていましたが

ちょっとゾッとしてしまいました

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転校生

中学三年の時、Aという男子の転校生がうちのクラスに来た。 

席が俺の隣になったので、休み時間に話しかけたらすぐに打ちとけた。 

お互いの家族構成なんかを話してると、 

ずいぶん前に死に別れた姉がいたことを教えてくれた。 

神経系の難病だったらしく、 

意識はしっかりしてるんだけど身体は動かなくなっていき、 

最期の数年間は寝たきり状態で、 

よく「死にたい死にたい」と言ってたそうだ。 

ずいぶん重い話を初対面で話すんだなあと思ったけど、 

まあ心を許してくれたんだから良い友達になれそうだなと思い、 

放課後、一緒に帰るついでにAの家に遊びに行くことにした。  

Aの家は新築の、まあどこにでもある小さな建売住宅だった。 

両親とも共働きで夜まで一人なんだとAは言うと玄関の鍵を開け、 

俺も一緒に家に入った。 

しばらくAの部屋でゲームとかして遊んでたんだけどすぐに飽きて、 

進路の話をしたりAが以前いた学校のことを聞いたりしてた。 

そんな話の流れの中で、俺は何気なく

 「そういえばAの死んだお姉さんてさあ・・・」 

って言葉を、ほんと何気なくなんだけど口に出した。 

そうしたらAの顔が一瞬変わって 

「もうその話はいいだろ!」 

と強い口調で言ってきた。 

俺も、言い方がまずかったのかなと思ってごめんと謝ったんだけど、 

なんか場の空気もしらけて、気まずくなって俺はすぐに自分の家に帰った。 

次の日Aに話しかけたらまた打ち解けた雰囲気が戻っていて、

Aも「昨日は怒ってごめん」と謝ってきて、 

まあそれからは普通に友達として仲良く接していた。 

一週間ぐらい経ったある日、Aが学校を休んだ。  

先生の話によると、 

昨晩、ずっと寝たきりだったAのお姉さんが自宅のベッドで亡くなったそうだ。  

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彼のおかげ

「私たち幸せね・・・」

『そうだな・・・』 

今日は記念日、二人はワインで乾杯した 

「私たちが幸せなのも彼のおかげよね」 

『ああ、全くだ』 

「こうして思い切り贅沢な暮らしが出来るのもぜーんぶ彼のおかげ」

『そう、彼のおかげだ』  

『あいつは今でも時々お前に会いに来るのか?』 

「ええ・・・そうね」 

『何か言ってたか?』 

「いいえ、別に・・・」 

『ハハハ、そうか・・・たまには俺の所にも顔を出せって言っといてくれよ』 

「それはどうかしら・・・ほら、貴方って鈍感だから・・・」

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