中級

魔の交差点

投稿日:

近所の花屋の近くの交差点は「魔の交差点」と呼ばれていて毎年死人が出ている

それだけならただの事故の多い交差点だが

不思議なことにその交差点では毎年、「同じ日」の「同じ時間」に人が死んでいる

そして不幸なことにそのことを知らずに町にきた俺の彼女が

去年そこで事故にあって死んでしまった・・

俺は悔しくて悔しくてたまらなくてなんとしても交差点の謎を突き止めてやろうと

意を決して今年のその日、その時間にこの交差点にやってきた

本当に幽霊かなにかの仕業だとしてもそいつをこらしめてやるとさえ思っていた

もし死んだとしても彼女に会えるなら本望だ

俺は交差点を隅々まで調べたがこれといったものは見つからず、

俺の身に何か起こることもなかった

一つおかしなことがあるといえば

俺がこうして交差点をウロウロしていても誰も気にもとめず、

警官さえも素通りしていくことか・・・

「やはりただの偶然なのか・・・」あきらめて帰ろうとしたとき

一台の青いトラックが俺めがけてつっこんできた

そのとき、ようやく俺は気づいた

俺は間一髪でトラックを回避した

そのあとしばらく悔しくて悔しくてその場所で泣いて立っていた

-中級

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

関連記事

初めてのお引越し

生まれて初めてのお引越し だけど通う学校も学校までの距離も今までと全く同じ 変わったといえば出席番号ぐらい

no image

嫁イビリ

俺の母親は嫁イビリが酷い。食事時に同席するのも嫌がる。 今日はいきなり部屋に入ってきて「掃除」と言い嫁を押し入れに閉じ込めようとした。 俺は腹が立ち「梓に何するんだ!」と母親に対して怒鳴る。 「梓って …

扉つきの物入れ

私の家の廊下の突き当りが袋小路になっていたのを、 定年になったばかりでヒマを持て余している父が 「スペースがもったいないので物置にする。」 と言い出して、一人で工事しはじめました。 何かに取りつかれた …

no image

救助

「おい!しっかりしろ!」 温かい液体が、俺の顔に落ちてくる。 生臭い… 多分、血だろう… 「大丈夫だ!もうすぐ救助隊が来てくれるからな!」 俺は、暗闇でそう叫ぶおじさんに元気付けられた。 数時間後… …

双子の姉妹

双子の幼女が誘拐された。 双子はガムテープで目と口を塞がれた。 犯人は姉の耳元でヘリウム声になり囁いた。 「抵抗したり逃げたら妹を殺すよ。」 さらに犯人は妹の耳元でヘリウム声になり囁いた。 「抵抗した …