自殺の森

一月ぐらい前の話し、知り合いと、自殺で有名な深い森に行った。

日付が変わる時、森を散策して居たとき、

一台のホロ付き2屯トラックが駐車場に入って来た。

しかも地元Noでは無く関西地方のNo、

荷台から大きな重そうな荷物をおろしてた。

知り合いと駐車場茂みにひたすら息を殺し隠れてた。

トラックの運転手が俺達の車のNoを記録してた。

あの日から、俺達は家に帰って無い。

意味がわかると怖い話の解説
「自殺の森」

imi
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『日付が変わる時、森を散策して居たとき、

一台のホロ付き2屯トラックが駐車場に入って来た。



しかも地元Noでは無く関西地方のNo、

荷台から大きな重そうな荷物をおろしてた。』



日付が変わる頃に遠くからわざわざ大きな重そうな荷物を

自殺で有名な森に持ってくること自体が怪しい。



従って、人にはバレたくないものなので、

死体を捨てていたと捉えられる。



そして、



『あの日から、俺達は家に帰って無い。』



とあることから、きっと死体を捨てていた者たちに見つかって

殺されてしまったのだろう、と推測される。





しかし、

『一月ぐらい前の話し』

『トラックの運転手が俺達の車のNoを記録してた。』

とあることから、もしかしたら消されてしまうことを恐れて

逃げ回っているのかもしれない。



警察に言うことも出来ず逃げ回っている…

となると、この語り手自体が死体を捨てにきたのではないだろうか?



日付が変わる時に森の中を散策しているのも

やはり不自然な部分がある。



何かを見て語り手が何かされる、何かされてしまったと

捉えられる文章であるが、

語り手自体がこのトラックの運転手に対して

手をかけた可能性も否めない。





『一ヶ月前』という言葉から、

語り手が殺されたというよりも、

「なんらかの理由で」逃げ回っている、

と考えた方がしっくりくるように思う。



トラックの運転手に捕まらないためなのか、

はたまた語り手自体が警察に捕まらないためなのか…。

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