初級

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小さな男の子

だいぶ前に何かで読んだ、小学校に上がる前の小さな男の子の話です。その子が通っていた幼稚園で乗り物をテーマに絵を描くことがあり、子供達はそれぞれ船とか飛行機とか車とか絵を描きました。だいたい小さい子供の描く絵は、真横からなどの単純なアングルの...
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二組の客

千葉の房総にあるホテルに家族と親戚で行く事になった。夏休みって事もあってホテルに着くとけっこうな数の車が止まってた。そこまで大したホテルじゃないのに人気あるんだなって思って従業員に宿泊客数を聞いたら自分等と1組だけだけらしい。温泉だけ入りに...
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村の掟

むかしある山奥に「五十人村」と呼ばれる村がありましたその村の人口は、いつも五十人以上になることがありませんでしたじつはその村には昔から人口が五十人以上になってはいけないというきびしい掟がありました赤ん坊が生まれたりして51人になった場合、そ...
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明日はどこへ

昨日俺は山へ脚を運んだ今日俺は海へ脚を運んだ明日はどこへ運ぼうか俺は頭を抱えた
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時をかける少女

『時をかける少女』を観ていたら、もう夜の11時。今日も無為に過ごしちゃったなー。真琴みたいに時間が操れればいいのに。よし、念じてみよう。時間よ戻れ、時間よ戻れ…。ダメだー11時のままだ。あーもう寝よ。パジャマパジャマ…あれ、私の服こんなに大...
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ジャガイモ

おじいさんが田舎で一人暮らしをしていました。彼は庭でジャガイモを育てるため、土を耕したいと思っていました。しかし老齢の彼にその畑の土は硬すぎて、掘り返すのはとても困難でした。昔は一人息子のフレッドがよく手伝ってくれたのですが、今は刑務所にい...
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次の電車

駅のホームで女友達とあった。『どの電車?』「次の電車」『一緒だね』彼女は電車に乗らなかった。僕は一時間後に次の電車に乗った。
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山小屋の老婆

山で迷って、歩いている中、山小屋を見つけた。実は行方不明になった子供たちを捜して山で迷ってしまったのだが・・。小屋にはひとりの老婆が住んでおり「年なのでもう何年も小屋から出ていない」という。老婆は気前良く肉が入ったスープを振舞ってくれたが、...
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完全に密閉された部屋

完全に密閉された部屋の中で一ヶ月生活できたら300万というゲームに参加した。事前に持ち物を用意出来るっていうんで、大量の水と携帯食糧、ライトに電池、携帯ゲームに漫画と持てる限りの荷物で挑んだ。ゲームの主催者が「本当にその装備で大丈夫か?」と...
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朝の出来事

「どれだけ生きていたいか、好きなように言ってみなさい」低く響き渡る神々しい声で問いかけられた。100年か?いっそのこと永遠か?しかしいきなり聞かれても困ってしまう…「さっさと起きて、ごはん食べに来なさい!」母親の声に起こされた。やっぱりあれ...