優しいお医者さん

優しいお医者さん

日常系
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解説あり
脳死が確認されて二週間を経過した兄の皮膚細胞は、無数のチューブに繋がれ、人工呼吸器と点滴によって生き続けていました。 しかしそれも、昨日までの話です。今日、兄は死んでしまったのです。 「すみません。手は尽くしたのですが…」 お医者さんはとても悲しそうな顔でそう告げた。 兄の亡きがらを抱いた時、ガリガリに痩せていたのかとても軽くて、苦しんだと思います。 でも、もう苦しまなくていいんだよ?楽になれたね。 「………治療費は結構ですよ」 決して裕福とは言えない私の状況を察してか、なんて優しいお医者さんなのでしょう。 私はすぐに泣いてしまいました。 「……遺体を見るのは辛いでしょうね」 お医者さんが兄の遺体にシーツを被せる。 「……思い出はお兄さんと共に焼いて忘れなさいね」 この一言で私は立ち直れました。 ありがとうございます。とても素敵なお医者様。 \[amazonjs asin=”4776207648″ locale=”JP” title=”医者に殺されない47の心得 医療と薬を遠ざけて、元気に、長生きする方法”\]

優しいお医者さん」の解説

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