生まれつき目が見えない姫

生まれつき目が見えない姫

日常系
0
0
0
解説あり
とある王国に生まれつき目が見えない姫がいました。 さらに不幸なことに姫の顔は言葉では言い表せないくらい酷く醜かったのです。 不憫に思った王は姫が自分の顔を見ることができないのをいいことに 侍女や家来に、姫が絶世の美女であるかのように接するよう命じました。 チヤホヤされることにより自分の中で美女として生きてほしかったからです。 姫の20歳の誕生日、盛大なパーティーが開かれました。 パーティーに来た魔法使いが、 姫の成人を祝して何かひとつだけ魔法を使いましょうと王に申し出ました。 王は困ってしまいました。 目が見えないこと以外、何不自由ない姫の一番の願いは 当然目が見えるようになること。 しかしその願いをかなえてしまうと醜い自分の顔を見て、 さぞかしショックを受けるでしょう。 なにより今までついてきた嘘がばれてしまいます、 王は姫に嫌われたくないのです。 王は悩んだ末、姫が2番目に望む願いをかなえるよう魔法使いに頼みました。 王「さぁ、おまえの2番目に望む願いはなんだ」 姫「私が2番目に望む願い、それは目が見えるようになることです」 王「馬鹿な!それはお前がもっとも望む願いであろう!」 姫「いいえ、私がもっとも望む願い、それはこの醜い顔を美しくすることです」

生まれつき目が見えない姫」の解説

コメント

コメント (0)

コメントを投稿

0/1000文字

📝 投稿ガイドライン

  • • 他の読者への思いやりを持ったコメントをお願いします
  • • 不適切な表現や個人情報の投稿はお控えください
  • • スパムや宣伝目的の投稿は削除される場合があります
  • • コメントは即座に表示されます
💭

まだコメントはありません

最初にコメントを書いてみませんか?

💡 コメント投稿時のお願い

  • • 他の読者への思いやりを持ったコメントをお願いします
  • • 不適切な表現や個人情報の投稿はお控えください
  • • スパムや宣伝目的の投稿は削除される場合があります
  • • コメントは即座に表示されます
  • • 通報機能やいいね機能をご活用ください

関連する怖い話