珍問

捜索

投稿日:

ある山のふもとにある町では、

火山活動の影響で稀に有毒ガスが噴出することがあった。

有毒ガスは空気より重いため、町外れの窪地に溜まる。

過去に何人もの人がその窪地で命を落としていたため、

町では有毒ガスの噴出が観測されると鐘を鳴らすのが慣わしとなっていた。

そんなある日、鐘が鳴らされるとある婦人が血相をかえて町の護衛団を訪れた。

「私の娘がいない。知らずにあの窪地に行ってしまったのかもしれない。」と。

護衛団が防護マスクをつけ出陣の準備をしていると、一人の老人が訪れた。

「鐘が鳴る前に、窪地に虫取り網と虫取りかごをもった子供が走っていくのを見た。」と。

護衛団は二人を救出すべく、窪地を懸命に捜索した。

結果、一人の遺体のみが発見された。

-珍問

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

関連記事

三人の友達

俺はいつも三人の友達とふしぎな遊びばかりしてた。宇宙ごっことか心霊の遊びとか。 北斗七星を見ては宇宙にお前らと一緒に存在してることに感動したりしたよな。 海へ遊びに行くときには、たらふくイカ焼き4人前 …

ヘヤニコイ

彼女はいきなり、別れたいと言い出した。 その日は俺の誕生日だった。 俺はアパートで独り暮らしをしていたのだが、 仕事から帰ると必ず部屋が掃除されていた。 彼女に合鍵を渡していたが、流石に毎日掃除してく …

no image

山小屋 その2

1人の男が、雪山で遭難した時のことだ。 あてもなく歩きつづけていた男は、やがて猛吹雪の中で1軒の山小屋を見つける。 男は荒れ狂う吹雪から身を守るために、山小屋の中へと入っていった。 ところが、その山小 …

追いかけてきた男

深夜にコンビニに行く途中で男に追いかけられた 男は「傷…傷…」っていいながら追いかけてきた 必死に逃げる俺に男は「痛…痛…」っていいながら追いかけてきた さらに必死に逃げる俺に男は「ラシ…ラシ…」って …

彼女からの手紙

昨日彼女に浮気がばれた。 夕方仕事から帰ると郵便受けに彼女からの手紙が入っていた。 まじいをこっにくこんてはかろやて家らしきねで9にみ なんだこの手紙は ビンゴのように等間隔に書かれている。 晩飯を食 …