宅配の兄ちゃん

宅配の兄ちゃんと俺の会話 「すいません、こちらの荷物の住所なんですが……」 「ああ、これだったらB棟の一階ですよ」 「ありがとうございます」 それでドアを閉めた。 俺の部屋はC棟の三階にある。  

意味がわかると怖い話の解説
「宅配の兄ちゃん」

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荷物の住所が一階なのに、わざわざ三階まで上がってきている。 別の棟に来ているのはただの間違いだと言えるが、階数を間違えるのはおかしな話である。 つまり、この宅配の兄ちゃんは、宅配業者を装って何かを企んでいた。 留守であったことを確認してから、家の中に侵入しようとしていたのかもしれない。 しかし、今のご時世、居留守をする人も結構いたりする。 今では宅配物の持ち戻り率が20%に達しているらしい。 となると、出てこなかったからと言って、家の中に侵入するというのは、今の時代では合わないやり方だろう。 となると、この宅配の兄ちゃんは住人が女性であることを狙っていた? 今回は語り手が男性であったから良かったが、女性であったらもしかしたら強盗となり、その場で強制侵入されていたかもしれない。

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「宅配の兄ちゃん」の解説・感想

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